e:PROGRESSはスマート充電、リソースアグリゲーションを専門とするMoixa(モイクサ)社、電力会社のVattenfall(バッテンフォール)社と共同で提供します。e:PROGRESS契約者は、スマートフォンのアプリケーションに必要な充電量を入力し、EVを「Honda Power Charger(パワーチャージャー)」など自宅の充電器につなぐだけで、Moixa社の「GridShare(グリッドシェア)」システムを通じ、Vattenfall社が提供する変動型電気料金を活用して、最も電力コストの安い時間帯に自動的に充電が行われます。
なおHonda Power ChargerはHondaが開発したEV用充電器であり、e:PROGRESSサービス開始に先立ち、Honda eのデリバリー開始と同時に、2020年初夏に欧州で発売します。
Hondaはカーボンフリー社会の実現に向けて、エネルギーマネジメントソリューションに取り組んでおり、V2G(Vehicle to Grid)の実証実験を2020年1月より英国・ロンドンで開始しました。ロンドン・イズリントン特別区のタウンホールに電力系統との双方向での充電・給電が可能な双方向充電器「sospeso & charge(ソスペソ アンド チャージ)」※2を複数台設置し、公用車(EV)への充電、EVから建物への給電、さらに電力系統への調整力提供まで含めたエネルギーマネジメントの技術実証を行っています。最も電力需要が少ない時間帯にEVを充電し、電力需要が高まる時間帯にEVに充電した電力を建物や電力系統へ供給することで、電力需要の平準化と、再生可能エネルギー由来の電力使用拡大を目指しています。