日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長 兼 CEO:新野 隆、以下 NEC)とHortonworks, Inc. (本社:米国サンタクララ、CEO:ロブベアデン (Rob Bearden) 、以下Hortonworks)は、ビッグデータ活用における大規模分散処理プラットフォーム分野での戦略的協業を強化します。
今回の協業強化により、Hortonworksの最上位パートナーである「プラチナパートナー」に認定されたNECは、ビッグデータ向けに最適化されたHadoopアプライアンス製品「Data Platform for Hadoop」(注1)の開発と評価を行い、Hortonworksが保有するHadoopに関する高い専門性とサポートサービスやノウハウを反映し認定された本製品を、両社のお客様やパートナー企業に提供します。
協業強化の概要
- 両社のエンジニアを連携させ、「Hortonworks Data Platform(HDPTM)」とそれを用いたリファレンスソリューションの設計と検証を行い、NECのアプライアンス製品の市場導入を加速。 - Apache HadoopやApache Sparkなど、進化が早いビッグデータ関連の最新技術を活用することにより、お客様収益の最大化を支援。 - Hortonworks認定のプラットフォームとリファレンスソリューションをNECから提供し、お客様のビジネスの拡大に貢献。 - Hadoopのバージョンを事前に検証し、お客様の容易なHadoopのアップグレードを支援。 - 共同プロモーションを実施し、お客様やパートナーのデジタルトランスフォーメーションを実現する最新のユースケースや市場動向を提供。また、お客様への共同提案をはじめ、設計や構築などでも連携。 - Eコマースやオンラインゲームなど、絶えず発生するストリームデータのリアルタイム分析プラットフォーム「Hortonworks DataFlow (HDFTM)」と、HDP/HDFの導入・構築・運用支援サービス「Hortonworks Professional Services」をNECから提供し、迅速なビジネス価値の創出とビックデータを活用したビジネス構想の実現を支援。
このような背景を踏まえ、NECは、構造化データと非構造化のデータを処理できる共通のプラットフォームとして、Apache HadoopとApache SparkをベースとしたHDPを組み込んだHadoopアプライアンス製品「Data Platform for Hadoop」を提供してきました。また両社は、2015年9月にビッグデータの分散処理領域での協業を開始し(注2)、その後多くのプロジェクトで連携し、通信事業者や銀行の案件を獲得してきました。
今後、NECが今年6月にインドに設立したビッグデータ分析ソリューションの専門組織「Center of Excellence for Analytics Platform & Solutions」(注3)を通じて、開発・導入・保守サポートまでの一貫した体制をHortonworksと共同でお客様やパートナーに提供します。
NEC 執行役員 西村 知泰 コメント
「NECは、お客様が膨大なデータからインサイトを得るためのデータ管理と分析に最適なHadoopプラットフォームを提供することに注力しています。この実現のため、インドに「Center of Excellence for Analytics Platform & Solutions」を設立し、お客様に対して販売からサポートまでをワンストップで提供しています。また、Hortonworksのプラチナパートナ―となり協業を一層強化することで、ビッグデータソリューション市場における独自の地位を築いていきます。」
「NECがHortonworksのプラチナパートナーとなることを歓迎します。NECのData Platform for HadoopとHortonworks Data Platformからなる認定済みのビッグデータソリューションは、お客様とパートナーに最先端のデータ活用を主目的としたデータソリューションを提供し、ビジネスの成長に貢献できると確信しています。」
なお、Hortonworksは、「Data Platform Conference Tokyo 2017」(会期:2017年10月10日(火)、会場:赤坂インターシティコンファレンス(東京都港区))を開催予定です。http://dataplatform.jp/