世界中のビジネスリーダーと経営者をネットワークで結ぶYPO は本日、2016年第1四半期のアジア地域の景況感が、各国の信頼感に大幅な変動があったにもかかわらず、横ばいとなり、楽観的な水準である60.0ポイントを維持したことを発表しました。YPO Global Pulseによると、現在、アジア地域のビジネスリーダーの信頼感は欧州に続き、世界で2番目に高くなっています。
New Heritage Investments Limited のマネージングディレクタであり、YPO香港支部でネットワークオフィサーを務めるPaul Taoは、次のように述べています。「全体的には、成長および事業拡大のための強力な機会があるように見受けられますが、現在の経済状況の下、CEOは過度のリスクを取ることに慎重になるでしょう。主要経済国の中国とインドで信頼感が回復しており、これは今後アジア地域全体にとって良い前兆です。」
世界的には、2016年第1四半期のYPO Global Pulse信頼感指数は、ほぼ変わらず58.3ポイントで、経済の安定的な見通しを反映しています。アフリカの信頼感指数は2.2ポイント増加し、比較的ポジティブな53.2ポイントを記録したのに対し、米国では0.5ポイント小幅上昇し、59.6ポイントとなりました。欧州では1.1ポイント上昇し61.6ポイントでした。一方、ラテンアメリカでは信頼感指数は大幅に低下し、3.6ポイント下げ50.8ポイントとなりました。
2016年第1四半期のASEAN諸国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ブルネイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナム)のYPO Global Pulse信頼感指数は3.3ポイント下げ56.9ポイントとなりました。この信頼感指数は2015年第3四半期に過去最低を記録した後、同年第4四半期にリバウンドしていたため、増加分は再び帳消しとなり、ASEAN諸国は再度アジア地域の信頼感指数スコアを3ポイント以上追う水準となりました。
インドにおけるYPO Global Pulse信頼感指数は5.6ポイント上げ66.4ポイントとなり、アジア地域の総合スコアである60.0ポイントを大幅に上回り、さらには世界のその他の主要経済のスコアも上回っています。
オーストララシア
オーストララシア地域では最も信頼感が上昇。 2016年第1四半期のオーストララシアにおけるYPO Global Pulse信頼感指数はわずかに1.1ポイント増加し、59.3ポイントとなりました。CEOの4分の1以上(26%)が同地域の経済状況が過去6ヶ月間に悪化したと回答しました。それに対し、状況が改善したと回答したのは22%、状況は変わらないとしたのは52%でした。YPO 会員の53%が今後6ヶ月間に経済状況に全く変化がない、もしくはほとんど変化がないと予測しており、短期間での状況の大幅な改善は見込まれていません。
YPOは世界中のトップ経営者をネットワークで結ぶ組織で、共通する使命「Better Leaders Through Lifelong Learning and Idea Exchange」のもと、世界中の若い経営者が集まるグローバル規模のコミュニティです。今日、YPO は世界130カ国以上の24,000名を超える会員向けに、莫大な教育リソースへのアクセス、世界的な機関との連携、またビジネス、コミュニティ、個人的なリーダーシップをサポートする専門的なネットワークを提供しています。全体として、YPO会員が運営する企業において、世界中で1,500万人以上の人々が雇用され、年間に6兆ドルを超える売り上げを記録しています。詳細については、 www.ypo.org をご覧ください。
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